仮想通貨イーサリアム(ETH)の1日あたりのマイニング報酬額が過去最低を記録した。
11日のEtherscanのデータから明らかになった。
Ethersacanによると、2月10日に新たに発行されたETHは1万3370ETH。
2015年の7月30日につけた過去最高の3万9000ETHの3分の1未満となっている。
背景にあるのは、イーサリアムのマイニング難易度の上昇だ。
既報の通り、イーサリアムのコア開発者は、新たなアルゴリズムであるプルーフオブステーク(PoS)への移行を促すため、現在のプルーフオブワーク(PoW)のマインイング難易度を任意で上昇される「ディフィカルティ・ボム」を計画した。
ただ、イーサリアムのPoS移行は遅れており、ディフィカルティ・ボムの導入も延期してきた。
また、イーサリアムのコア開発者は、PoSへの移行をスムーズに促すハードフォーク「コンスタンティノープル」で、1ブロックあたりの報酬を3ETHから2ETHに減額するという決定。
このハードフォークは728万ブロック目で行われる予定で、今月27日が推定されている。
【新着・関連記事】
・「STOは金持ちのための新たな仮想通貨」=ブルームバーグ
・Brave New Coin発行のビットコインとイーサリアムの指数 ナスダック指数に仲間入り
・仮想通貨XRP採用の送金業者センドフレンド リップルやバークレイズ、マスターカードから資金調達