今回は、ビットコイントレードの際に僕が多用しているテクニカル指標、フィボナッチリトレースメントについてご紹介します。

フィボナッチは、株やFXトレーダーさんには馴染み深い分析指標の一つです。

初心者の方のためにも分かりやすくご紹介したいと思います。

全ての万物のものはこの法則に従っている

冗談抜きの話なのですが、中東のファンドには西洋占星術であったり、こういった幾何学やサイクル理論で運用している組織がございます。

フィボナッチリトレースメントは、中学校あたりの授業で習ったことがあるかもしれません。

1辺に対して、一定の比率に回帰するといったような理論です。

黄金比と呼ばれておりまして、23.6、38.2、50、61.8、76.4、78.6、100、127.2、161.8、200・・・・となっております。

(出所:wikipedia)

上記ご紹介しました、黄金比の数字の特徴です。

特に重要な数字は38.2%、50%、61.8%になります。

長い歴史のなかで、特に芸術品などはこの比率に即した形状をしております。パルテノン神殿やミロのヴィーナスなどもこの比率にぴったりと当てはまります。(ご興味ありましたらググってみてください(笑))

これを何十年か前に金融業界に持ち込んだのです。

人々の欲が形成する相場の値動きに、この黄金比を導入してみたのでしょう。

そしてそれは例外ではなかったことから、今日までテクニカル指標として利用されているのでしょうね。

では、例えをご紹介しましょう。

ETH/BTC日足チャートでフィボナッチ分析

出所:bitFlyer

こちらは、ビットフライヤーのライトニングツールからみられるETH/BTC日足チャートです。

パッと見、何も変哲のないローソク足チャートですが、ここにフィボナッチリトレースメントを引いてみます。

出所:bitFlyer

フィボナッチリトレースメントを引くポイントとして、あるトレンドの1辺に対してラインを引いてみることが重要です。

今回は際立った安値であった0.0430から、高値の0.1580を引いてみました。

そうしますと、不思議なことに61.80%付近で値動きが止められていたことがわかります。

またよ~くご覧になるとわかると思うのですが、38.2%のラインにも、一度止められていた形跡が残っております。
(0.1580から0.08693まで下落していた途中のポイントです。)

このように、フィボナッチの重要ライン近辺では、一度サポートされたり、レジスタンスとなったりする可能性が高くなるのです。

 

押し目買いや戻り売りポイントとして使おう!

上記でご説明したように、BTC/円やETH/BTCをトレードする際に、押し目を待っていたり、ビットコインFXの場合は戻り売りを狙ったことがある方は多いでしょう。

しかし、どこで買ったら良いか、売ったら良いか迷いがちです。

そういった時に、このフィボナッチリトレースメントを引いてみてください。

不思議と良くあたるポイントにいきつくはずです。

ビットコイン円の押し目買いを狙う時には、ぜひ活用してみてくださいね!