8月は激動の1カ月でした。

ビットコインは一時130万円を超え、OMGは4倍以上に急騰。ネムもsymbolへの期待感から大きく買われ、2018年7月以来の高値まで戻りました。

そんな色々あった8月を振り返りたいと思います。

ビットコインが132万まで急騰

7月末に、米国で新型コロナウイルスに関する経済対策の延長が決まりました。4月には、その給付金の一部がビットコインに流れ込んだ可能性が高く、これをきっかけに大きく上昇した経緯もあり、さらに上値を追うこととなりました。

ビットコインは年初来高値を更新した後は、128万円まで急騰。その後は大きく下落しましたが、金相場が堅調であったことや、安定したハッシュレート、分散型金融の流行の波が下支え。一時、132万円まで値を伸ばす結果となりました。

分散型金融がイーサリアムの追い風に

ビットコインよりも強い動きとなったのがイーサリアムです。

compoundを筆頭に、レンディングサービスが盛り上がり、60億ドル以上の資産が預け入れられています。

参考:分散型金融(DeFi)とは

ICOも再び盛り上がりを見せており、イーサリアム共同創業者のギャビン・ウッド氏が率いるPolkadotプロジェクトのDOTは時価総額7位まで浮上しました。

その影響もあり、イーサリアムは2019年6月の高値を突破。1カ月でおよそ60%という急騰劇を見せました。

テザーがOMGネットワークへ移行

6月から主要仮想通貨(暗号資産)が横ばいとなっている中、アルトコイン市場は活況でした。そんななか、目を見張る急騰を見せたのが、6月1日にOMG Networkへとリブランドされ、7月にGMOコインでの取り扱いが始まったOMGでした。

テザー(USDT)が、イーサリアムからOMGネットワークへ移行することが決まり、さらに新規ホワイトリストに入ることで国内での知名度も上昇。

参考:テザーがEthereumからOMGネットワーク上へ移行

8月1日に165円だったOMGは、8月21日には約6倍となる996円まで駆け上がりました。

◆オーエムジー(OMG/JPY)日足チャート

時価総額は750億円程度ですが、1日の売買代金は500億円を超えるほど取引されており、今後まだまだ盛り上がることが期待できます。

Braveブラウザの知名度が向上

高速かつ不要な広告を消せるBraveブラウザ。YouTube広告もスキップできるということもあり、ユーザーは拡大しているようです。

7月21日には、コインチェックでの取り扱いが開始。また、7月30日にはビットフライヤーが米Brave Softwareの子会社で、ブロックチェーン関連業務を行うBrave Software International SEZC と、Braveブラウザ内で使用できるウォレットを共同開発すると発表。

8月には26円台から46円へと、70%以上も上昇しました。

◆ベーシック・アテンション・トークン(BAT/JPY)日足チャート

そして、今日はBraveが仮想通貨メディアCoinPostと連携することを発表しています。

実生活に近く、使い道が分かりやすい仮想通貨ということもあり、個人投資家も投資しやすいのではないでしょうか。