ポイント

・下落後、急反発で4万1000ドルワンタッチ
・原油高がけん引、米株下落に反し、BTCは上昇
・イースター休暇明けの米投資家には割安と映ったか
・インフレ懸念に素直に反応し始めたことは心強い

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は急落後、反発。週末は概ね4万ドル(約505万ドル)を挟んでのもみ合い推移が続いたが、週が明けると3万8000ドル(約480万円)台まで下落。その後、切り返すと、海外時間には一時4万1000ドル(約520万円)台まで急反発した。

週明けのCMEのBTC先物が小さく下に窓を開けて始まると、すぐさま窓埋め方向に下落。DeFi関連のBeanstalkで1億8200万ドルのハッキング被害が報告されていたこともあり、3万9000ドル台に下落した。

窓埋めが完了し下げ止まるとじりじりと値を戻したが、4万ドル手前で上値を抑えられると、アジア株の安寄りもあり失速、ロングの清算を巻き込みながら3万8000ドル台まで下落した。

その後、カナダ最大手交換所BitBuyを買収したWonderFiが、さらに同国大手Coinberryを買収したとの報もあり下げ渋っていた。すると、リビア最大の油田が突然閉鎖を発表。原油価格が上昇する中、BTCはじりじりと値を上げ始めた。

これを嫌気してかイースター休暇明けの米株市場が反落して始まると、BTCも上値を抑えられたが、原油価格がさらに上昇。110ドルに肉薄するとBTCは大きく反発。午前中の下げを取り戻し、4万1000ドルにワンタッチした。


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