ポイント

・4万1000ドル台に続伸、円安で円建てでは530万円台に
・一昨日は米株安も原油高、昨日は原油安も米株高でBTC上昇、地合いは好転か
・円安の背景のひとつはファンダメンタルズの弱さ
・為替市場での不美人競争が加速すれば、消去法的にBTCに需要が集まろう

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は続伸。週明けに4万ドル(約515万円)台から3万8000ドル(約490万円)台まで下落。その後、4万1000ドル(約530万円)近辺まで反発していたが、昨晩は4万1000ドル台にレンジを切り上げている。

イースター休暇明けに3万8000ドル台まで下落するも切り返すと、これまで高い相関性を続けていた米株が下落したのに対し、BTCは上昇、相場の潮目を感じさせる動きを見せていた。

火曜日のアジア時間は4万1000ドルをタッチするも上値を抑えられていたが、126円台だったドル円相場が128円台まで急上昇、円建てでのBTC価格も上がっていった。

海外時間に入るとIMFがウクライナ情勢を理由に世界経済見通しを下方修正したことを受け前日に110ドルに迫っていた原油価格が102ドル台まで大きく下落。これを好感した米株が高値寄りすると、BTCは4万1000ドルをクリアに上抜けた。

CointelegraphによればIMFの金融安定化レポートで、経済制裁との関係で、暗号資産による制裁逃れは実用的でないこと、国によっては準備通貨としての魅力が増す可能性があると指摘したが、相場に与える影響は限定的だった。


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