ポイント

・概ね1万9000ドル台でのもみ合い
・英中銀の債券市場介入のリスクオン効果は1日で剥落
・一方で英国発の混乱はBTCにプラスとの見方も広がる
・オプション期日(17時)後に市場が動き出す可能性

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は概ね19,000ドル台でのもみ合い推移。未明に1万9000ドル(約275万円)台に回復したが、2万ドル(約290万円)手前で上値を抑えられると、海外時間に一時1万9000ドルを割り込んだが、すぐさま切り返している。英減税策を嫌気したトリプル安に対し英中銀が債券市場への介入に踏み切ったことで、米長期金利も低下、米株が7日ぶりに反発し、BTCは1万9000ドル台に値を戻した。

しかし2万ドル手前で上値を抑えられると、午後に入り米長期金利が上昇、米株先が下落に転じる中、BTCもじりじりと値を下げていった。

IMFや米財務省筋からの批判が噴出する中、トラス新英首相が減税政策の堅持を表明すると英ポンドが上昇、ドル売りの流れの中でBTCもやや値を戻した。

しかし、米GDP確定値でPCEコアデフレ―タ-が4.4%から4.7%に上方修正され、また米株がオープン後急落したことを嫌気し、BTCは1万9000ドルを割り込んだ。その後は同水準で切り返すと、1万9000ドル台ので推移が続いている。


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