ポイント
・1万7000ドル台へ上に行って来い
・CZ氏の業界回復基金創設提案で急上昇
・AMAは不発、大手交換業者の出金遅延などもあり元へ戻る
・問題は暗号資産業界で、BTC自体には問題はないとの見方も
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場は上に行って来いの展開。1万6000ドル（約225万円）を割り込むと、1万7000ドル（約240万円）台に反発。その後失速し、1万6000ドル台での取引が続いている。
BTCは、週末のFTX破産申請や同社からの不正流出の報で1万6000ドル台に値を下げたが、同社の破綻はある程度見込まれていたこともあり同水準で下げ渋っていた。
しかし未明に香港の交換所AAXが出金を停止、理由としてサイトのリニューアルを挙げていたが、市場の懸念がFTXの破綻の有無から他業者への影響に移り、BTCはじりじりと値を下げ始め、一時1万6000ドルを割り込んだ。
Binance CEOのCZ氏が業界回復基金の立ち上げを提案、これを好感しBTC急上昇。さらにCZ氏が一般の質問に回答するAMA（Ask Me Anything）を開催、期待感から一時1万7000ドル台に乗せた。
しかし実際に質疑が始まると失速、Crypto.comが送金遅延の発生を公表、日中に同社が誤送金をひき起こしたことも嫌気され、BTCは1万6000ドル台前半まで下落した。
米株の反落やFTXが支援していたレンディング大手BlockFiが同社に対してエクスポージャーを持っていると公表したことも嫌気されたか。
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