ポイント

・2万4000ドルトライに失敗、2万2000ドル台に失速
・CME先物の窓埋めで一旦サポートされるもさらに下落
・アノマリー通り春節明けは売り優勢
・イベント前にポジション調整が出た格好か

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は反落。2万4000ドル(約310万円)手前で失速すると、今朝方2万3000ドル(約300万円)を割り込んだ。

BTCは、先週後半はオプションのストライクの影響もあり2万3000ドルを挟んでのもみ合いが続いていた。しかし、金曜日の月末のオプションカットとCMEの先物期日を通過したことで重石が取れると、アルトコインの上昇につれる形でじりじりと上昇し始めた。

テスラ決算後の26日に付けた直近高値を更新すると、2万4000ドルにあと50ドル足らずまで迫るも上抜けに失敗。

CME先物が窓を開けてオープンすると、窓埋め方向にじりじりと値を下げ始めた。春節明けの中国株が高寄り後、失速したことも、BTCの上値を抑えたか。

欧州時間に入るとBTCはもう一段下落、CMEの窓埋めが完了すると、2万3000ドル近辺で下げ渋り、小さく反発した。

しかし、米株がオープンするとFOMCへの警戒感もあり長期金利が上昇。米株も値を下げる中、BTCはじりじりと値を下げ始めた。

CoinSharesの調査で、暗号資産ファンドへの流入が昨年7月以来の水準になったことや、イーロン・マスク氏がTwitterでの暗号資産決済に積極姿勢を見せているとのFT紙の報道など、小粒ながらポジティブな材料もあった。しかしその影響は限定的で、今朝方、ロングポジションの清算を巻き込み2万3000ドルを割り込んだ。


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