ポイント

・2万3000ドルを挟んでのもみ合い
・先週の雇用統計を受け、利上げ打ち止め時期が後ずれ
・次の指標までは調整基調が続くか
・ただし、今晩のパウエル議長講演を市場がハト派と解釈する可能性も

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は上値の重い展開。2万3000ドル台半ばのネックラインに上値を抑えられると、2万3000ドルを挟んでのもみ合い推移が続いた。

BTCは先週形成したダブルトップの2万3500ドル近辺のネックラインに上値を抑えられると、昨日早朝に日銀次期総裁に雨宮副総裁と日経電子版が報じたことなどからBTCはやや売られ、2万3000ドルを割り込んだ。

黒田総裁の後任には、タカ派の中曽前副総裁ならドル安円高、ハト派の雨宮現副総裁ならドル高円安と見られていた。しかし報道時点で為替市場が開いていなかったため、代わりにドル買いBTC売りが出た格好か。為替市場がオープンすると2万3000ドル台に値を戻した。

その後にBTCが失速すると、米10年債金利が3.6%台に上昇する中、2万2000ドル台後半での推移を続けた。

しかし小安く始まった米株が反発。前日比プラス圏に戻すと、BTCは2万3000ドル台を回復した。

その後、バイナンスがドル送金を一時停止。DCGとジェネシスは破綻処理で債権者と合意するなど強弱材料が交錯した。今朝方、ボスティック連銀総裁がピークレートをさらに引き上げる必要があるとしたことも嫌気され、2万2000ドル台半ばに値を落としている。


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