ポイント

・2万1000ドル台でのもみ合い
・BUSDの発行停止で上値を抑えられる
・SECは暗号資産関連の提訴を強めている可能性
・本日のCPIが事前予想より強ければ、BTCに売り圧力がかかりそう

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は上値の重い展開。月曜日未明に一時2万2000ドル(約290万円)に回復するも、その後は2万1000ドル(約275万円)台半ばに失速。ただし、円安が進んだため円建てで見るとほぼ横ばい。

BTCは、アルトコインの持ち直しもあり日曜日から月曜未明にかけて2万2000ドルを一時回復したが、その後、アルトコインが失速すると、BTCも2万2000ドルを割り込んだ。

先週にも報じられていたが、WSJがステーブルコインBinance USD(BUSD)の発行を巡り、SECが近くパクソスを提訴する見通しと報じたこともBTCの上値を重くした。

暗号資産関連の広告が姿を消したことが話題となっていた今年のスーパーボウルだが、観戦中に何を話していたかツイート上で尋ねられたEマスク氏がドージコイン(DOGE)と回答したことでDOGEが急上昇する場面も見られた。

夕刻にNY当局の指示でパクソスがBUSDの発行を停止するとバイナンス(Binance)が発表すると、BUSDは1ドル=99.9セントに値を下げ、BTCも2万1000ドル台半ばに値を下げた。

その後、パクソスはSECから提訴を予定している旨の通知を受けていることを明らかにし、BTC相場は上値の重い展開が続いた。

一方で、本日のCPIを前にポジション調整気味に米株に買い戻しが入り、上昇していた米長期金利が反落する中、足元ではBTCはやや買い戻されている。

なお、植田日銀新総裁が就任しても当面、金融緩和は継続しそうとの思惑からドル高円安が進んだ結果、円建てのBTC価格はほぼ横ばい推移となっている。


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