ポイント

・2万6000ドル台に失速
・SEC委員長、反暗号資産姿勢鮮明に
・交換所の対応に注目移る
・加中銀の予想外の利上げで米金利上昇

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は上値の重い展開。未明から朝方にかけて2万5000ドル(約350万円)台半ばから2万7000ドル(約375万円)台に反発したが、その後は2万6000ドル(約360万円)台で上値の重い展開が続いている。

バイナンスに続き、コインベースをSECが訴追。BTCは若干売られたが、3月10日の安値と4月14日の高値の半値押しとなる2万5000ドル台前半でサポートされると、同社株が2割安から切り返したこともあり、BTCは反発を始めた。

両社の訴追はある程度織り込まれており悪材料出尽くし感が出たことやSECが証券と名指ししたソラナ(SOL)・カルダノ(ADA)・ポリゴン(MATIC)などからの逃避フローも指摘された。

しかし大手取引プラットフォーム、ロビンフッドが、取扱い銘柄の見直しを表明、下げ止まっていたそうした銘柄が再び下落に転じるとBTCも徐々に上値を重くした。

海外時間に入り同じく証券とみなされたバイナンスコイン(BNB)が値を崩すと、BTCは2万6000ドル台半ばに値を落とした。BTCは一旦反発したが、カナダ中銀が予想に反して利上げすると米金利も上昇、7月利上げが確実視される中、BTCは反落した。

さらに、バイナンスのCZ氏に米裁判所から召喚状が出され、またSECが裁判所に資産凍結を申し立てていたバイナンスの米国法人が多くの銘柄の取扱い中止を表明したことなどもあり、BTCは2万6000ドル台前半に値を落としている。


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