マウントゴックス社のウォレットから175億円送金

本日16:30ごろ、マウントゴックス社が所有する16万BTC、BCHのうち1万6千枚の通貨がそれぞれ送金された模様。

これらは日本円に換算すると175億円相当になります。

  • 16000BTC 152億8千万円  (BTC 95万5千円換算)
  • 16000BCH 22億56百万円  (BCH 14万1千円換算)

 

この情報はマウントゴックス社のコールドウォレットを監視するウェブサイトから発覚しました。

(下図の赤字が送金された仮想通貨です。)

出所:MtGox Cold Wallet Monitor - CryptoGround

 

※マウントゴックス社は2014年に85万BTCが不正流出したと発表し倒産した仮想通貨取引所。現在も当時の利用者と裁判が続いており、今回の仮想通貨送金・売却は債権者対応の一部です。

相場影響について

この送金の何がニュースかと言いますと、先ほど述べた通り送金目的が売却という部分にあります。

取引所相手に売却するのか、あるいは市場で普通に売却してしまうのかは分かりませんが、過去事例から市場で売却される可能性の方が高いでしょう。

下図をご覧ください。これまで何度かマウントゴックス管財人による市場売却がありました。そのどれもがビットコインの下落時期と合致するのです。

もちろんこれだけが原因とは言いませんが、多くの原因のうちの一つである事には違いありません。

以上の背景から、今回も警戒しておいた方がよいでしょう。

出所:reddit

おわりに

今回の動きを受けて、マウントゴックス社の公式サイトを確認しましたがとくに新しい更新は有りませんでした。

(今後、175億円の使途について説明があるかもしれません。。)

4/12(木)あたりからビットコイン相場が明るい方向に進んできましたが、ここに来て再び水を差されてしまった格好です。

今後の動きに注目しましょう。

 

それでは。

※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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