ポイント

・2万7000ドル台回復
・グレースケール裁判でSECが控訴断念、1月までのBTC現物ETF承認予想も
・イスラエル軍のガザ北部退避勧告期限を経過、地上侵攻への警戒感
・2万7000ドル突破でダブルボトム形成、底打ち感出るも、不透明感も残る

週末のBTC相場

週末のBTC相場は底堅い展開。金曜日未明に2万6000ドル(約390万円)台半ばで下げ止まると、土曜日早朝に2万7000ドル(約405万円)台にワンタッチ。週末は2万7000ドルを少し割れた水準で推移したが、今朝方2万7000ドル台に回復している。先週末にBTCは2万8000ドル台に乗せたものの、イスラエルとハマスとの戦闘激化の影響もあり失速、FRB高官から利上げ見送り発言が相次ぐなか、2万6000ドル台半ばでサポートされた。

木曜日のやや強い内容だったCPIを受け、米長期金利が上昇。金曜日未明に2万6000ドル台半ばを付けたが、再びこの水準でサポートされると、長期金利の反落もありじりじりと値を戻した。

フィラデルフィア連銀のハーカー総裁が経済指標の急変が無い限り金利据え置き可能とコメントする一方で、ミシガン大調査の期待インフレ率が上昇、米長期金利が上昇に転じる中、BTCは2万7000ドル手前で上値を押さえられた。

土曜日の朝方、SECがグレースケール裁判の控訴を断念したとブルームバーグが報じると、現物ETF承認の可能性が高まったとして、BTCは2万7000ドル台乗せに成功した。しかしイスラエル軍が設定したガザ地区北部からの退避期限が迫り、地上戦開始の可能性が高まったことも嫌気されてか、BTCは程なく27,000ドルを割り込んだ。

週末には、ブルームバーグのアナリストがアーク・インベストメントのETF申請が1月までに承認される可能性が高いとしたことや、今のところ地上戦は開始されていないことなどもあり、週明けのCME先物開始に向けてBTCは窓埋め気味に上昇。オーバーシュート気味に2万7000ドルにしっかり乗せている。


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