ポイント
- 9万ドルを挟んでのもみ合い、連続史上最高値更新は9日でストップ
- ETFフローは2日連続で流出、当確後47億ドル流入して8億ドル流出した格好
- ゲンスラー委員長が辞任を示唆したとしてXRPが大幅上昇
- 財務長官候補で最有力ベセント氏に対し、マスク・ケネディ両氏がルトニック氏推す
週末のBTC市場
週末のBTC相場は高値圏でのもみ合い。8万6000ドル(約1330万円)台で切り返し、9万2000ドル(約1420万円)手前で上値を重くすると、9万ドル(約1390万円)を挟んでのもみ合い推移に終始した。
BTCは先々週6日水曜日のトランプ氏当確を受け7万3000ドル台の史上最高値を更新すると、先週14日木曜日の9万3000ドル台まで9日連続で最高値を更新した。株式市場や為替市場では既に先週初辺りからトランプラリーは一巡していたが、暗号資産が最も当選の恩恵を受けるとの見方や、アルトコインの急騰、巨額のETFフローの後押しなどもあり、他のアセットクラスと比べて暗号資産の上昇が目立っていた。
しかし、共和党が下院を制しトリプルレッドが確実となった辺りからSell the Fact気味に失速、木曜日のETFフローが4億ドルの流出となるなど利食いの動きが強まると、金曜日早朝のパウエル議長のタカ派発言を受け一時8万6000ドル台に値を下げた。
しかし、ゲンスラーSEC委員長が声明の最後で「職員の皆さんと働けて光栄だった」とコメント、辞任を示唆しているとの見方が広がり、XRPが大きく上昇。また、マイクロストラテジーが今後2-3年の420億ドルの調達を前倒しにするとの発言もあり切り返すと、XRPが1ドル台を回復する中、BTCも9万ドル台に値を戻した。
金曜日のETFフローも3.7億ドルの流出となる中、株式市場がオープンすると8万7000ドル台に値を落としたが、NY南部の検察当局が暗号資産関連の提訴を控えるとの報道もあり9万2000ドル手前に反発。
その後は9万ドルを挟んでのもみ合い推移を続け、今朝方、CME先物オープン前に8万8000ドル台に値を落としたが、先物がオープンすると窓埋め方向に反発している。
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