Original article:Coinrail(コインレール)よりオルトコイン流出:仮想通貨市場に打撃

 

コインチェック以来の巨額仮想通貨不正流出

6/10に韓国の仮想通貨取引所Coinrailがハッキングの被害に見舞われ、4000万ドル相当のオルトコインが不正に流出したことが明らかになっています。

先月より、仮想通貨業界では51%攻撃が頻発し、先週には5月より確認されているだけで4件目の被害がありました。

51%攻撃は、加害者自身が保持する仮想通貨を悪用して資産を増やす手口ですが、今回のCoinrailからのオルトコイン流出は、

取引所が管理する仮想通貨をターゲットにするもので、ユーザーの資産に直接的な被害が出ています。

 

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TechCrunch(テッククランチ)によると、今回最も大きな被害を被ったオルトコインは、決済サービスを提供するPundi Xが発行するNPXSで、被害額は1950万ドルということです。

ハッカーは今回、NPXSに加え、TRX(分散型コンテンツ・エンターテインメント・プラットフォーム、「トロン」の通貨)などを含む計9通貨の不正入手に成功したとの事です。

 

相場急落の要因か

今回のオルトコイン不正流出を受けてか、6/11未明より仮想通貨市場の相場は全体的に急落しています。

6/10には3400億ドルあった仮想通貨市場時価総額は、足元2910億ドルまで下落しています。

時価総額TOP30では24時間でおよそ13%の下落を記録していて、中でも時価総額第5位のEOSは20%以上減と大きな打撃を受けています(CAMCrypto30調べ)。

時価総額第1位のBTCは、心理的節目ともなる7000ドル台を割り込むと、4/1と5/29の安値を結んだサポートラインも大幅に割り込みました(下図参照)。

始値と終値を基準にして24時間で10%以上の下落を記録したのは3/29以来となっていて、弱気なセンチメントが一気に加速しているように見受けられます。

 

コインチェック不正流出問題と比べるとその被害総額は10分の1以下となっていますが、相場への影響は大きく、中長期的に上値を重くする要因となりそうです。

 

今後の対応

Coinrailのホームページによると、同社は現在システムメンテナンスを行なっている最中となって、サービスが一切利用できなくなっています。

今回の不正流出の詳細な原因や、今後のユーザーへの対応については未だ発表されておりませんが、自社で管理する残りの顧客資産はコールドウォレットに移動させた事を発表しています。

 

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