仮想通貨市場

仮想通貨市場の時価総額は、直近1週間で10%回復。足元は2800億ドル台で推移しております(第1図)。

ビットコインが年初来安値を更新した6/29から見ると、時価総額は20%回復しており(第2図)、相場が徐々にトレンド転換へ向かっているようにも見受けられます。

しかし、ここ数週間の上昇は、現在45%(CoinMarketCap調べ)ほどのドミナンスを有するビットコインが、主要通貨の中で比較的高いパフォーマンスを記録していることに起因すると考えられ、他の通貨は先週に引き続きレンジ相場内を推移しているので注意を要します。

ビットコイン

ビットコインの対ドル相場は、17日に記録した急伸を機に着々と一目均衡表の雲上限に接近しております(第3図)。23日現在の相場は下落に転じておりますが、雲上限が下降していることから、強い買いシグナルとなる三役好転が視野に入ります。

この先は、5/5高値(9948ドル)と6/29安値(5774ドル)を起点とするフィボナッチ・リトレースメント38.2%戻し(7369ドル)にサポートされるかが注目ポイントとなります(第4図)。

このまま同サポートライン付近で推移すれば、25〜26日周辺で一目均衡表を雲上抜けとなりそうです。

<本記事ご協力>

ビットコインなどの仮想通貨をまとめたメディア『FinAlt』が提供