浸透するビットコイン

4月5日の日本経済新聞に『ビックカメラでビットコイン決済の導入が開始された』という主旨の記事が掲載されました。

これは、日本円を持っていなくてもビットコインを持っていれば、買い物ができることを意味します。

そして、ビックカメラでこの決済が導入されたのは、ビックカメラの利用客に外国人観光客が多いことを示しています。

自国の通貨が使える人にとっては、決済が自国の通貨に限られていても問題ないわけですが、海外では、そうもいきません。

ビットコインが使えることによって、本来なら一度外貨に両替する必要があったその手間と手数料を省くことができます。

店舗でのビットコイン決済の導入は、とくに訪日外国人観光客にとって、決済の選択肢を増やす便利なものです。

現在、およそ9割は中国で、残り1割は欧米と日本で取引されるビットコイン。

店舗にとっては、中国からの訪日客を中心にアピールし売上増につなげる材料ともなり得るのです。

 

日本が「観光先進国」を目指すのにあたって、国内旅行者だけでなく訪日外国人観光客が

より快適に過ごせるよう環境を整えていく必要があります。

2020年には、東京オリンピックが開催されますが、政府は訪日外国人旅行者4000万人の実現を目標にしています。

この流れに乗り、ビットコインなど決済の多様化もますます進みそうですね。

 

ワンコインでも買える

さて、あなたはビットコインを持っていますか?

私の周りでは興味のある方は多い印象ですが、よくわからないという意見や誤解もまだ少なくありません。

例えば、ビットコインは1BTC(ビットコインの単位)ごとに購入するものという誤解があります。

 

2017年4月6日 9:00時点で1BTCは約128,000円です。

1BTCは高額ですが、1BTC以下でも買うことができます。

これは、アメリカドルが1ドル以下にもセントという単位がある様に、ビットコインにも0.1BTCと1以下にも単位があるからです。

最低取引金額は、各取引所・各販売所ごとに異なりますが、0.0001BTCから買えるところもあります。

ちなみに、現時点では0.0001BTCを日本円にすると12.8円となります。

500円からでも問題なく買うことができますね。

 

今回は、訪日外国人観光客増加の流れに乗って、日本国内で決済の多様化が進み

ビットコイン利用も普及していきそうですね、というお話でした。

次回は、引き続き「ビットコインの便利な使いみち」に焦点をあててお伝えします。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました♩