ビットコインキャッシュ(BCH)は、2017年の8月にハードフォークによって誕生した仮想通貨です。

そして18年11月には、さらに通貨のアップデートであるハードフォークを行う予定であるものの、その方針の違いによって分裂の危機に陥っています。

では、ビットコインキャッシュの最近の動向から今後を考察していきましょう。

ビットコインキャッシュの最新の動向について

ビットコインキャッシュは先月末に高騰し、一時6万円を超えました。

ビットコインキャッシュ/円(BCH/JPY)4時間足レート

 

高騰理由のひとつに、ビットメインが香港証券取引所に上場申請したという報道があります。

ビットメインといえば、ビットコインキャッシュ誕生当時から同通貨を支持していたことで有名です。

今回の上場が実現した場合、ビットコインキャッシュの露出がこれまで以上に増加し、より多くの人々に対して新しい投資の機会を与えるという思惑につながったのではないでしょうか。

ビットコインキャッシュは、続々と仮想通貨取引所に上場しており、使用可能な店舗もビットコイン以上の増加率を誇ります。

また、ATMなどに関してはヨーロッパで増加しつつあり、先日はイギリスの仮想通貨取引所HeapXにも上場を果たしていることから、ビットコインキャッシュは世界中で使用される通貨になる可能性も有しています。

ビットコインキャッシュの今後に対する考察

ビットコインキャッシュは、11月15日のハードフォークで将来を大きく分けることになるでしょう。

そして、分裂する通貨の候補としてBitcoin Stashが既に発表されており、公式ホームページに加え、具体的な機能についても言及されています。

現在のビットコインキャッシュの状況は、決して好ましい状況ではありません。ハードフォークについては、ABCとnChainが大きく争いを繰り広げており、互いの妥協案を考慮するという段階は通り越してしまっています。

そのため、15日のビットコインキャッシュのハードフォークの価格は、上昇が期待できるとは限らない状況です。

もちろん、ハードフォークは通貨のアップデートであり、仮想通貨の更なる流通や提携の拡大のためには必要なものです。

そして、コミュニティの熱量からすれば、ビットコインキャッシュの開発は継続して行われていくでしょう。しかし、今回のハードフォークについては、分裂の危機もあり、今後のビットコインキャッシュの仮想通貨市場の立ち位置を大きく変えるものとなる可能性を有しています。

 

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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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