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仮想通貨に懐疑的な人々

筆者: 千歳悠

仮想通貨が世の中に知れ渡った現在でも、その価値に対して疑問視されることは多く、識者の間でも賛否両論意見が分かれる状況です。

マカフィー創業者であるジョン・マカフィー氏や ウォールストリートのアナリストであるトム・リー氏のように絶対的な価格上昇を主張している著名人もいる一方、経済評論家の森永卓郎氏は、代表的な仮想通貨ビットコインでさえ将来的に価値が無くなると主張しています。

 

今回は、仮想通貨に否定的な発言を行ったことのある代表的な人物とその意見を見ていきましょう。

ウォーレン・バフェット(投資の神様)

発言時期:2019年2月25日

内容:CNBC のインタビューに対して「ブロックチェーン技術は重要であるものの、ビットコインは決められた価値がない。その価値は妄想に過ぎない」という旨の発言を述べています。

しかし、ブロックチェーン技術は技術革新として認めています。

同氏は2018年の5月にも「ビットコインは殺鼠剤を二乗したものだろう」と述べており、仮想通貨の価値は認められないというはっきりとしたスタンスです。

実際、草コインと呼ばれる時価総額が低い仮想通貨に関しては、一時的な価値の高騰の熱狂が過ぎ去った場合、同氏の言うように誰も取引をせず、買うことも売ることも難しくなるという悪い結末を迎えた仮想通貨も存在します。とはいえ、東証にも1日の取引高が100万円以下の銘柄は多数存在するのですが...

 

ただ、2019年になりようやくアマゾン株を購入し始めた同氏のITテクノロジー分野においての見識は疑問視されています。株式市場では注目を集める同氏の発言も、仮想通貨市場への影響力は弱いのではないでしょうか。

ジェームズ・ダイモン(JPモルガン・チェース会長兼CEO)

時期:2017年9月12日

内容:ジェームズ・ダイモン氏は、たびたび仮想通貨について否定的な意見を述べています。

NYで行われた投資家会議において「ビットコインは詐欺だ。同行のトレーダーがビットコイン取引を行った場合、解雇する」と発言し、業界関係者を驚かせました。

このこ発言がキッカケとなり仮想通貨の価格が大きく急落したと言われていますが、同じ時期に中国の仮想通貨取引所の業務停止というニュースが報じられていたため、この発言の影響であったかどうかは定かではありません。

ただ、社内からも勝手な発言は控えてほしいという旨の声が上がったこともあり、企業としてではなく、かなり個人的な意見であるとされています。実際、JPモルガン・チェースはブロックチェーン事業に取り組んでおり、2017年5月に行われたコンセンサス2017ではZcashとの提携が行われました。

同氏のこの発言の直後には、JPモルガン・チェースの顧客が同行を通して1万9000BTC以上を購入していたことが発覚し批判が殺到。また、ロンドンのブロックチェーンスタートアップBlockswaterが、欧州連合の市場濫用規制第12条に違反したとして同氏に訴えを起こす事態となりました。

その後、2017年10月12日の同行の第3四半期の決算発表会において「もうビットコインについては何も語らない」と発言し収束したかと思われました。

しかし、わずか2日後の10月14日に「ビットコインを買うほどの馬鹿ならいつかつけを払うだろう」と舌の根も乾かぬうちに否定的な発言をしました。

その後、2018年1月10日には、ブロックチェーン技術は本物であるとウォーレン・バフェット氏と同じく技術面に関して認めています。ただし、200万円にまで急騰した後に暴落したビットコインの価格に関しては、この程度の下落では満足できないという旨の発言するなど、否定的な意見は変わりませんでした。

ダイモン氏と会社側の温度差

上記で挙げた通り、JPモルガン・チェースはブロックチェーン事業と仮想通貨取引事業にも関わっています。

2017年12月に同行のアナリストは「ビットコインは進化し、長期的に価値を保管する信頼できる方法として、もうすぐ金の仲間入りをするかもしれない」と分析。

2018年5月にダニエル・ピント共同社長は、同行が仮想通貨領域に関する事業を「模索している」ことを認め、仮想通貨が「未来において役割を果たす」と語っています。

2018年9月時点には、同行が手掛けるブロックチェーンの決済プラットフォームには、75以上の金融機関が参加するまで拡大。

そして2019年2月には、米国の大手銀行では初となるデジタル通貨「JPMコイン」を開発するなど、ダイモンCEOの発言とは真逆の動きとなっています。

佐護勝紀(ゆうちょ銀行副社長)

時期:2017年11月17日

内容:ロイターのインタビューで「仮想通貨の価値はゼロではないと思う。しかし、個人的にはビットコインの価値はよくて100ドルほどだと見ている」と発言。

この発言の後に価格は2万円ほど急落し、相場へ影響した可能性があります。ただし、何をもって100ドルとしているのか定かではありません。

※佐護氏は2018年6月に退任し、記事執筆時点はソフトバンクグループ取締役副社長CSO

仮想通貨の価値は、ビットコインのように流動性があるものと、USDCなどの法定通貨にペッグされたステーブルコインのように値動きが限定されている通貨が存在しています。あくまでも、流動性を持つ通貨の価値は人々の需要と供給によって決まるものであり、一個人の見解のみで成り立つものではありません。

仮想通貨に対して否定的な発言を行ってきた人物は、仮想通貨の価値に懐疑的なだけであり、そのシステムの在り方やブロックチェーン技術などの有用性はしっかりと認めていました。

 

今後も否定的な発言を行う人々は出てくると予想されるものの、否定的な発言によって仮想通貨市場が影響を受けるとは限りません。

発言に振り回されることなく、仮想通貨の価値を支えている技術や投資家動向を押さえておきたいですね。

 

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千歳悠

千歳悠

2015年から兼業ライターとして活動。仮想通貨に出会ったのは2017年5月からで、現在では金融・IT・ビジネスを得意とするライターとなる。客観的に物事を見たうえで、難解で分かりにくいものをわかりやすく伝えることを心掛けている。 趣味は、読書と体力作り。興味があれば何でも読む。

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