GMOコインとDMMBitcoinは、共に大手FX会社のグループである仮想通貨取引所です。

GMOコインは、インターネットインフラ構築や証券・FXなどを扱っているGMOフィナンシャルホールディングス。

DMMBitcoinはFX、証券、CFDなどを扱いFX口座が日本で一番多いDMMFXホールディングスが親会社であるため、取引所としての知名度やユーザーからの信頼性も国内では随一と言えそうです。

両者ともにFXでの実績があることから、仮想通貨では仮想通貨FXなどのレバレッジを掛けた取引に力を入れています。

GMOコインとDMMBitcoinのスプレッドの動向や、取引や業界にどんな影響を与えるのか考察していきます。

スプレッドと仮想通貨取引

スプレッドはGMOコインとDMMBitcoinだけに存在しているものではありません。

販売所とFX形式の取引では基本的にスプレッドが常にあります。

そもそもスプレッドとは

仮想通貨の売却額と購入額の差の事を指します。例えば、ビットコインを購入する価格が74万円、売却の価格が72万円だった場合、スプレッドは2万円となり、スプレッドが大きいほどトレーダーの利益は少なくなり業者側の利益は大きくなります。

基本的に販売所形式の取引は、仮想通貨交換事業者が仕入れている仮想通貨との売買であり、交換業者はユーザーの売買した価格の差益を抜くことで収益をあげています。そのため手数料は存在しませんが、相場の流動性が低下したり急変時にはスプレッドは広がる傾向にあります。

GMOコインとDMMBitcoinのどちらであっても、スプレッドは現物取引に限ったものではなく、レバレッジ取引でも考慮する必要があります。

もっともスプレッドが設定されていても、仮想通貨交換事業者と直接売買できる安心感は大きなメリットであり、取引所形式のように自身の発注量と板を見ながら売買のタイミングを考慮する必要はありません。

流動性の乏しいアルトコインの場合、数百万円の発注を行うと相場が変動してしまう可能性があります。その場合では、基本的に板を動かさず価格変動が伴わないFXや販売所形式の方が有利といえます。

スプレッドに関しては、GMOコインとDMMBitcoinは公表しているわけではなく、日によって異なることもある点には注意しましょう。特にアルトコインに関しては、相場の急変時に10%ほどのスプレッドが生じたこともあります。

GMOコインとDMMBitcoinの販売所形式の仮想通貨販売価格については、最初から取引に対する手数料が含まれています。そのため、送金や仮想通貨から円への返還時に対する手数料が無料であっても、取引所形式の仮想通貨取引よりも総じて割高となる場合もあることには注意が必要です。

スプレッドは、仮想通貨交換事業者が独自に購入価格に含める手数料であり、取引所形式で仮想通貨を取引してきたユーザーや投資家には割高に感じることもあるでしょう。GMOコインとDMMBitcoinは親会社が大企業であることもあり、取引に対する一定の安心感もあります。

またGMOコインでは、ビットコインでは「取引所」、「販売所」、「レバレッジ取引」、「FX」と4つの取引方法が提供されています。

様々な取引が行えるため、相場と自身の発注量を考慮しながら、FXかスプレッドが存在せずユーザーの発注量に左右される取引所での取引を行うか自分に合った取引を選択できます。

ついに始まったスプレッド競争

これまでGMOコインとDMMBitcoinが提供する取引のスプレッドは、ビットコインの場合は1500円程度。アルトコインの場合は2~3%程度でした。この状態で売買すると、往復で5%ほど損をしてしまうのでなかなか取引は厳しい状態。流動性の低い仮想通貨市場では仕方ないのかなというところでした。

そんななか、10月31日にGMOコインが11月1日からのスプレッド縮小キャンペーンを行うことを発表!

参考:GMOコインがスプレッド大幅縮小キャンペーンを開始!

ビットコインのスプレッドは1200円ほどから300円に。アルトコインのスプレッドは2~3%から1%前後に縮小されました。

それをみたDMM Bitcoinは10月31日の18時よりスプレッドキャンペーン(第1弾)を実施することを発表。

ビットコインのレバレッジ取引において、11月14日(水)12時まではスプレッドを700円に原則固定としました。

さらに翌日はスプレッドキャンペーン(第2弾)を発表。

アルトコインのレバレッジ取引のスプレッドも11月14日(水)12時まで縮小することを決めました。

BCH/JPY:スプレッド600円(原則固定)

ETH/JPY:スプレッド:250円(原則固定)

XEM/JPY:スプレッド:0.30円(原則固定)

XRP/JPY:スプレッド:0.60円(原則固定)

LTC/JPY:スプレッド:70円(原則固定)

ETC/JPY:スプレッド:20円(原則固定)

スプレッドもキャンペーンの実施期間を見ても、明らかにGMOコインを意識した展開です。

同時刻の両取引所の画面キャプチャを掲載しますので、ご参考にどうぞ。

これを見る限りでは、GMOコインがわずかに有利というところですね。

ちなみに、FXではどちらの会社もスプレッドは業界最狭水準で有名ですので、今後仮想通貨取引が盛り上がるに伴ってスプレッドが縮小しき、他の取引所も追随することを期待したいですね!

 

スマホアプリでビットコインFXができるGMOコイン

※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。