仮想通貨取引所BITPointを運営する株式会社ビットポイントジャパン(以下「BITPoint」)は、情報セキュリティ格付会社である株式会社アイ・エス・レーティングの情報セキュリティ格付けにより「A(シングルエー)」の格付けを取得したことを10月11日(木)に発表しました。

 

※以下プレスリリース内容を引用しつつ記載

仮想通貨市場では、その成長度に対して事業者側のセキュリティ態勢及び管理態勢が追い付いていないケースが多く、また、「安心・安全の基準」が各社により不明瞭であるという問題点がありました。

BITPointにおいてはホワイトハッカーによるペネトレーションテスト※1や第三者によるシステム監査等を含めて重層的にシステム・セキュリティの強化を努めており、第三者機関による客観的な指標に基づく評価を取得することが重要との考えから、情報セキュリティ格付会社として老舗である株式会社アイ・エス・レーティングによる審査を依頼。
※1ネットワークに接続されているコンピュータシステムに対し、実際に既知の技術を用いて侵入を試みることで、システムに脆弱性がないかどうかテストする手法のこと。侵入実験または侵入テストとも言われる。

平成30年10月11日付けで、BITPointの情報セキュリティ格付けを「A」と評価されたという。

情報セキュリティ格付けのランキングは大きく7つにカテゴリーされ、最も高水準である「AAA」は防衛関連や重要インフラ等に求められるセキュリティ格付け。金融・証券情報企業は概ね「A」以上の格付けとされています。

  • 会社情報

商号 :株式会社アイ・エス・レーティング
代表者:代表取締役社長 三好 眞
本社 :東京都中央区日本橋本町1-10-2 きめたハウジング第20ビル8階
資本金:3億9000万円
URL :http://www.israting.com/

BITPointは、コインチェック者のハッキング事件の後に早々にセキュリティ管理体制を公表し安全性を表明。ウォームウォレットと名付けられた独自のウォレット技術を有していることから、みんなの仮想通貨でも事件直後に取材をさせていただいた経緯があります。
参考:仮想通貨交換業者のセキュリティに関してビットポイントジャパン小田社長にインタビュー

事件のほとぼりがようやく冷め、年末に向けて仮想通貨への興味が盛り上がってくるかと思った矢先に再び国内でハッキング事件が起きてしまいました。

やはり仮想通貨は信頼できないと思われる一方で、既存のユーザーからはよりセキュリティが信頼できる取引所が選ばれるようになることは間違いなさそうです。

海外でカストディサービスが注目されている理由がよく分かりますね。



プレスリリース原文:BITPointが情報セキュリティ格付け「A」を取得! -金融・証券セキュリティ水準の第三者格付けを取得-