テザー社が5億ドル分のUSDT焼却(バーン)に乗り出しました。

つまり、「5億ドル分のUSDT」の担保となるキャッシュを実際には保有していなかったということになります。

しかし、Binance取引所のTUSD/USDTのレートは日本時間午後5時30分現在、1TUSD=1.02USDTとテザーの方が2%ほど安く推移しており、レートは変わっていません。

USDTの信用度はかなり落ちたのかもしれません。

TUSDはトゥルー・ユーエスドルといい、トラストトークンが運営しています。

トラストトークンは複数の信託銀行と契約し、TUSDの担保機能を用意しています。

つまり、第三者にあたるオフィシャルな金融機関により、その担保を保証されているのがTUSDということになります。

TUSDにもしものことがあった際は、これらの信託銀行が補填をする、いわばFX会社でいう信託サービスと類似した仕組みになっています。

今後はこういったオフィシャルな金融機関がステーブルコインを保証してくれるようになり、テザー社よりも人気が高まっていく可能性があります。

やがてはBTC/TUSDの通貨ペアがレバレッジ市場を支配し始める可能性もあるかもしれませんね。

昨年から指摘され始めたテザー社をめぐる疑惑はまだ晴れていませんが、こういったステーブルコインの躍進により、仮想通貨市場のリスクの一つは解決されるかもしれません。

BTC4時間足分析

 

出所:GMOコイン

BTC4時間足です。

ここ数日で1万円ほど価格が下落していますが、レンジ相場は変わらずです。

ただし、71万2000円を割り込むと、再び70万円を目指す展開になるかもしれませんので、少し注意が必要でしょう。

4時間足ではボリンジャーバンドが収縮し、スクイーズ期間が長くなっています。下方向へのブレイクには危うさがあり、71万2000円を割り込んだ場合は70万円がターゲットになります。

ただ、70万円では買い戻しと新規の買いが並んでいるでしょうから、70万1000円や70万2000円で新規の押し目買いを狙うのも一つの手です。

この作戦も念頭に置いて週末戦略を練るべきではないでしょうか。

XRPの陽線はダマシになった場合注意!

 

出所:GMOコイン

変わってXRP4時間足分析です。

つい先日、48円から52円へ10%ほどの上昇を演じたXRPですが、垂れてきてしまいました。

こういった勢いを見せた後、あっけなく失速した場合は高値づかみの投資家の投げが入りやすいです。チャートに掲載したように大陽線の始値を割り込んだ場合には注意が必要です。

大陽線の始値は、単純に言うと順張りの買いが入ったタイミングに当たります。つまり、この価格を下回った時に、短期でエントリーしたポジションのすべてが含み損を抱えることになるからです。

そうなるとXRPは48円まで下落する可能性が出てきます。XRPの浅い押し目買いは注意しておくべきではないでしょうか。

どちらかというと、48円を割り込んだあとの値動きを観察してから買いエントリーを狙う方が得策のように感じます。

BTCは70万円から買い準備で良いと思いますが、XRPに関しては46円や45円ぐらいの余裕を持ったエントリーを狙ったほうが良いように思えます。

以上、今週後半の仮想通貨戦略をお伝えしました。

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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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