ビットコインは一時的に55,600ドル台を記録した後、そこから反発を見せ、現在は56,000ドル台を推移しています。直近2週間のうち現在は低価格帯が維持されています。
イーサリアムは-3.7%の下落をみせており、ソラナは-3.3%、リップルも-2.7%とアルトコインは弱い値動きとなっています。
仮想通貨市場全体の時価総額は前日比-4%となる295兆6,900億円を記録。ビットコインのドミナンス(市場占有率)は57.34%となっています。
ビットコインの先物市場のOI(未決済建玉)は293億ドルで、前日比で-3%を記録。機関投資家が多く参加していることで知られるCMEのOIに関しては、前日比で-9%の減少を記録しています。
現物型ビットコインETFの資金フローについて、昨日9月5日の判明分でBitwiseの$BITBから3,000万ドル、Grayscaleの$GBTCで2,320万ドルの資金流出が発生しており、全体としても7日連続の資金流出となる可能性があります。
米大統領選が近づくなか、同国での動き高まる
大統領選が近づく中で注目を集めているトランプ一族が支援するWeb3プロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル (以下:WLFI) 」は、公式Xアカウントにてコメントを残しました。WLFIは、Peckshieldなどと協力しセキュリティを担保しながら敵対的なフォークとしてではなく、Aaveと協力し新たな基準を設けるプラットフォームを目指しているとコメント。
最終的な目標はステーブルコインとDeFiの普及を通じて米ドルの優位性を維持し、米国の金融リーダーシップを強化することであると述べています。
[1/7] 🚨 Rumors are flying, but here’s the real story behind World Liberty Financial (WLFI). We know the magnitude of what we’re building and its potential impact on both crypto and our country, especially with the upcoming elections. 🇺🇸
— WLFI (@worldlibertyfi) September 4, 2024
仮想通貨関連企業に関しては、米国規制当局との和解が進んでいます。
ロビンフッド・クリプトは、顧客が暗号資産を引き出すことを制限していたとして、カリフォルニア州で400万ドルの和解金を支払いました。ユニスワップもCFTCと17万5000ドルで和解し、違法なレバレッジ取引提供の疑惑を解消しました。しかし、ユニスワップはSECからウェルズ通知を受け取っており、今後法的課題に直面する可能性があるなど仮想通貨業界を取り巻く規制環境は依然として不透明な状況が続いています。
アルトコインは$APE、$HNT、$BLURが価格上昇
多くのアルトコインが直近24時間でマイナスの値動きを見せるなか、$APE (+7.95%) 、$HNT (+7.9%)、 $BLUR (+3.4%)が価格上昇を記録しました。DePIN分野の$HNT以外の通貨はいずれもNFTに関連した銘柄となっています。
ApeCoinは昨日、ユーザー体験の向上を目的とした新たな取り組みを紹介しました。同プロジェクトはApeChainエコシステムのウェブサイトの立ち上げやネットワーク内のイベントにステーキングを可能とするRebootプロトコルの提供、パートナーシップのさらなる拡張を予定しています。
“APECHAIN is betting that what matters most are apps.” – @CryptoGarga
Focusing on best-in-class infrastructure, ecosystem exposure, creator discovery – with a dash of short bald goblin wizard energy – will provide apes with the highest quality experience on-chain.
Introducing… pic.twitter.com/1CxrIXXnzL
— ApeCoin (@apecoin) September 4, 2024
他にも新世代のNFTアグリゲーターBlurやワイヤレス5Gの接続提供等を目指すプロジェクトHeliumのトークンが好調な動きを見せており、市場が盛り下がりを見せる中でも特定のセクターに注目が集まっていることが窺えます。
ビットコイン、9月に価格下落の可能性
ビットコイン市場は、過去の上昇サイクルを牽引してきた需要拡大が見られず、指標は軒並み弱気な様相を示しています。
Bybitと10x Researchによって作成されたレポートによると、新規ビットコインアドレス数は2023年9月から11月にかけて72万件とピークを迎えた後、現在は24万件まで減少。また、短期保有者の供給量は2024年4月時点で過去最高を記録しており、短期的な利益を狙う投資家の関心の低下が見て取れます。
さらに、Solanaのネットワーク手数料は一時的なミームコイン人気に沸いた4月の3,500万ドルから8月には1,600万ドルまで急減。これは、テーマ性のみに頼った投機的な需要は持続不可能であることを表していると言えます。
オンチェーン上のモメンタムも6月以降減少し続け、現在は弱気相場で見られる水準にまで落ち込んでおり、9月は歴史的にもビットコインにとってパフォーマンスの悪い月であることを踏まえると、需給両面における弱体化が重なり今後さらなる価格下落に見舞われる可能性が予想されます。
引き続き市場の動向に注目が集まります。
仮想通貨取引所のBitget(ビットゲット)では、500種類以上の仮想通貨が上場しています。
価格が下がった場合に利益が出る、ショート(空売り)が可能な先物取引にも対応しており、レバレッジ20倍以上のトレードも可能です。
さらに、口座開設とタスク完了で50 USDTの獲得が可能なキャンペーンが期間限定で実施中なので、これを機にぜひ口座を開設してみましょう。
記事ソース:Bybit、10x Research、CFTC、coinglass、CoinGecko
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