記事の要約
- ビットコイン価格が60,000ドル台を回復し、市場の関心が高まっている
- Bitwise CIOは、ビットコインETFにより価格がゼロになる議論は過去のものと発言
- 大統領選挙後には、結果に関わらずビットコイン価格は上昇すると予測されている
ビットコイン(BTC)は現在、60,520ドルと前日比+4.17%の力強い上昇を見せ、再び60,000ドル台に乗せました。24時間の取引量は前日比+10.99%増加しており、直近での市場の関心の高まりを示しています。
Bitwise Asset ManagementのCIOであるマット・ホーガン氏は、CNBCによるインタビューの中で、ビットコイン市場に対する強気の見方を示しました。ホーガン氏は、伝統金融分野で度々指摘されていた「ビットコインの価値がゼロになる可能性」に関する議論はビットコインETFの登場により過去のものになったと断言。
投資家の関心は、ビットコインをポートフォリオにどのように組み込み、適切な配分量をどれくらいにするか、といったより具体的な投資戦略に移行していると指摘しました。
同氏によると、Bitwiseでは、アドバイザーによるビットコインへの配分比率は3%から5%に増加傾向にあり、市場におけるビットコインに対する信頼の高まりを反映しているとのことです。
一方で、いまだにステートメントリスクを懸念する声があることも同氏は認めました。投資アドバイザーの中には、顧客や規制当局からの見方を考慮し、ビットコインそのものよりも、マイクロストラテジーのようなビットコイン関連企業への投資を選択するケースが見られるとのことです。
しかし、ホーガン氏は、市場に時間が経つにつれて、より多くの投資家がビットコイン(ETF含む)に直接投資するようになり、ステートメントリスクは軽減されていくと予測しています。大手証券会社による仮想通貨サービスの提供開始も、この流れを加速させる要因となるとしました。
今後のビットコイン価格に影響を与える可能性があるイベントとして、2024年の米国大統領選挙が挙げられます。ホーガン氏は、選挙期間中の不確実性から、投資家が様子見姿勢を強めている可能性を指摘。しかし、選挙結果がどちらに転んでもビットコイン価格は上昇すると予測していると述べています。
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記事ソース:CNBC
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