アメリカの副大統領であり、11月の大統領選挙に向けた民主党候補のカマラ・ハリス氏は、ウォール街で開催された資金集めイベントにおいて、初めて仮想通貨産業に関する発言を行いました。
「消費者と投資家を保護しながら、AIやデジタル資産のような革新的技術を推進していきます」とハリス氏は語り、アメリカの競争力を高めるための「機会の経済」を構築するビジョンを強調しました。彼女はまた、労働者や中小企業、大企業を巻き込みながら、安全で透明性のあるルールのもとでビジネス環境を整えると約束しました。
このマンハッタンでの資金集めイベントは、選挙前にニューヨークでハリス氏が直接演説を行う最後の機会として注目を集め、チケット価格は500ドルから100万ドルまでに設定されました。イベントには、アン・ハサウェイやウーピー・ゴールドバーグ、ビリー・ポーターなどの有名人も出席したとされています。
また、ハリス氏が今週中に新たな経済政策を発表する予定であるとの報道もあり、その内容は「アメリカ国民が資産を築けるよう支援し、企業に対してその目標を達成するための経済インセンティブを設ける」ものとされていますが、具体的な詳細は不明となっています。
Polymarketによると、ハリス氏が大統領に選ばれる確率は51%に達しています。対するドナルド・トランプ元大統領の勝利確率は47%となっています。
一方、トランプ氏も仮想通貨業界へのアプローチを強めており、最近ではニューヨーク市内のビットコインをテーマにしたバー「PubKey」を訪れ、家族の「World Liberty Financial」プロジェクトの詳細を発表しましたが、こちらは業界内で賛否が分かれています。
情報ソース:The Block
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