不正防止プラットフォームのTrustpairは、10月1日、JPモルガンのブロックチェーンベースのソリューション「Confirm」との統合を発表しました。
Confirmは、グローバルな口座検証のための閉鎖型ネットワークであり、JPモルガンのOnyx部門が開発した企業向けの許可制プライベート・ブロックチェーンLiink上に構築されています。
今回の統合により、Trustpairの顧客であるソシエテ・ジェネラル、デカトロン、ダノンなど、200社以上がConfirmを通じて15カ国以上の市場でベンダーの銀行口座を検証できるようになり、支払い詐欺や遅延のリスクを大幅に軽減することが可能になりました。
JPモルガンのブロックチェーン戦略の拡大
JPモルガンは積極的にブロックチェーン分野に進出していることでも知られています。
2019年には、機関投資家向けの支払い用デジタル通貨JPMコインを発表し、2020年にはブロックチェーンに特化した部門Onyxを設立しました。
また、2022年11月には、パブリック・ブロックチェーン上で初の取引を実施しました。同行はPolygonブロックチェーン上で、Aaveのフォーク版を使い、SBIデジタル・アセット・ホールディングスと10万シンガポールドルを発行し、日本円と交換しました。
OnyxはLiink以外にも、JPMコインを活用した送金と清算のための銀行に特化したソリューションCoin Systemsや、資産のトークン化プラットフォームOnyx Digital Assetsなど、複数のプロダクトを提供しています。
今回のTrustpairによるJPモルガンのConfirmの統合は、グローバルな経済における金融取引や不正防止において、ブロックチェーン技術の役割がさらに拡大していることを示しています。
情報ソース:Businesswire
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