決済大手Stripeがステーブルコインに特化したフィンテック企業Bridgeを10億ドルで買収する方向で交渉を進めていることが明らかになりました。実現すればStripeにとって過去最大の買収となります。
Bridgeは、企業がUSDTやUSDCといったステーブルコインを業務で利用できるようにするためのプラットフォームを提供しており、年間50億ドル以上の決済を処理しています。
Stripeは2018年に技術的な問題と高額な手数料を理由に暗号資産決済サービスを停止していましたが、2023年10月に再開。先週には米国内の事業者がUSDCによる暗号資産決済を再び受け入れられるようにしたことを発表したばかりです。
ステーブルコイン市場はUSDT、USDC、DAIなどを中心に1,700億ドルを超える規模に成長しています。Bridgeの買収は、Stripeがステーブルコイン事業を本格的に拡大していくことを示唆するものとみられます。
買収交渉はまだ進行中で最終的に合意に至らない可能性もあるとのことです。
Polygon Labsの最高法務・政策責任者であるレベッカ・レティグ氏は、最近のインタビューで米国の暗号資産規制の進展について言及。特に、民間企業によるステーブルコイン発行の明確な枠組みを定めるステーブルコイン法案の成立を最優先課題として挙げています。
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