ビットコインは70,000ドルを突破し現在71,100ドル付近で取引され、直近24時間で約5%の価格上昇を見せています。仮想通貨全体の時価総額は2.5兆ドルに達し、ビットコインはその約55%を占めています。
昨日28日、米国で提供される現物型ビットコインETFへの資金流入は4億7900万ドルとなりました。$IBITに3億1520万ドル、$ARKBに5980万ドル、$FBTCに4410万ドル規模の流入が発生しています。
ビットコイン、2050年までに4億5,000万円になる可能性|専門家が予測
ビットコインETFを手掛けるVanEckのデジタル資産リサーチ責任者であるマシュー・シーゲル氏は、トランプ氏の賭博オッズとの相関関係に触れつつ、暗号資産市場の現状を解説しました。
シーゲル氏は、ビットコインの長期的な相関関係について、米ドルとの負の相関関係とマネーサプライ(M2)の増加との正の相関関係が重要だと述べています。最近のFRBの政策転換により、お金の増加が再加速していることもビットコインの上昇に寄与していると見解を示しました。
また、ドイツや米国政府が保有するビットコインを売却したことが市場に影響を与えたものの、その影響が和らいでいると分析しています。
選挙がビットコインに与える影響についても、シーゲル氏は2020年の例を引き合いに出し、選挙後に新たな買い手が市場に参入することで、ボラティリティが上昇する可能性を指摘。さらに、BRICS諸国の動向にも注目し、米国以外の国々がビットコインを使った貿易やAIインフラへの投資を進めている点について言及しました。
ビットコインの長期的な価格予測について、シーゲル氏は過去のサイクルにおいてビットコインが2,000%の上昇率を記録したことを基に次の上昇で価格が18万ドルに達する可能性があると予想。また、2050年までにビットコインが世界の貿易で使用され、中央銀行の準備資産として保有される場合、目標価格が300万ドル(現在約4億5,000万円)になるとする長期的なシナリオも示されました。
流動性や政策の変化、地政学的要因によって大きく影響される複雑な相関関係を持ちつつあるビットコイン市場の今後の動向が注目です。
記事ソース:CNBC
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