ドナルド・トランプ次期大統領の移行チームは、米国証券取引委員会(SEC)委員長の候補として、ロビンフッドの最高法務責任者であり元SEC委員のダン・ギャラガー(Dan Gallagher)氏を検討しているとされています。
同氏はトランプの選挙キャンペーンに寄与した暗号資産業界からの支持が厚く、現在最有力候補と見られています。
ロイターの報道によると、トランプの移行チームはギャラガー氏のほか、コンサルティング会社Patomak Global PartnersのCEOで元SEC委員のポール・アトキンス(Paul Atkins)氏、トランプ前政権でSECの法律顧問を務めたロバート・ステッビンス(Robert Stebbins)氏も候補として検討しています。
現在のゲイリー・ゲンスラーSEC委員長の任期は2026年までですが、政権交代に伴い退任の意向を示しているとされます。
規制方針の変更が予想
トランプ氏は選挙キャンペーン中に、自身が次期大統領に再選された際には、ゲンスラー委員長を解任すると発表していました。ギャラガー氏の指名が実現した場合、暗号資産規制に対するSECの姿勢が転換し、現行の厳しい規制からの緩和が進むと期待されています。
トランプ次期大統領はこれまで、「煩わしい」規制を撤廃する意向を示しており、大手銀行の資本要件の引き上げやバイデン政権下で導入されたその他の規制措置を義務付ける最近起草された「バーゼル規則」に焦点が当てられる可能性が高いと見られています。
情報ソース:ロイター
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