Ethereum Naming Service(ENS)の開発組織であるENS Labsは、独自のレイヤー2(L2)ネットワーク「Namechain」を構築する計画を発表しました。
Namechainは、異なるL2ネットワーク間での相互運用性を重視しており、利用者が「任意のL2ネットワークからENSを開始できる」ように設計されています。正式ローンチは2025年末を予定しています。
ENSは、暗号通貨アドレスに読みやすい名前を提供するためにイーサリアム上に構築された分散型ネーミングシステムです。Namechainは、ENSをL2ネットワークへ拡張するプロトコル「ENSv2」の一部として設計されています。
ENS共同創設者のジェフ・ラウ(Jeff Lau)氏はバンコクで開催されたイベント「frENSday」で、業界的にはTVLが重視されるものの、ENSにはすでにユーザーがいるため、他のL2が重視しない点を優先することが可能である」と述べました。
Namechainは、ゼロ知識証明(zk)技術を基盤にしており、イーサリアムのセキュリティを維持しながらも、より低コストでトランザクション処理を行うことを目指しています。また、L2間のブリッジ機能もプロトコルに組み込まれ、ユーザーは任意のL2からENSの利用を開始できるため、参入障壁を下げることが期待されています。。ENS Labsによると、名前の登録と管理にかかる費用は、従来のレイヤー1ネットワークの1%以下になるとのことです。
情報ソース:Youtube
The post ENS Labs、独自のレイヤー2「Namechain」を2025年末までにローンチへ appeared first on CRYPTO TIMES