テザー社は、オランダのフィンテック企業Quantozに投資し、新たなステーブルコイン「EURQ」と「USDQ」を発行する計画を発表しました。この取り組みは、欧州連合(EU)の暗号資産市場規制(MiCA)への対応を強化する戦略の一環とされています。
Tether To Make Investment in Quantoz Launch of MiCAR-compliant Stablecoins; Leverages Hadron by Tether Tech As Part Of Tokenization Expansion
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— Tether (@Tether_to) November 18, 2024
EURQとUSDQは、テザー社の新しいトークン化プラットフォーム「Hadron」を通じて発行されており、11月21日にKrakenとBitfinexでの上場が予定されています。
Hadronでは、ブロックチェーンネットワークと中央集権型取引所全体における、トークン発行、規制遵守、リスク管理、エコシステム監視といった機能が提供されます。
MiCA準拠に苦戦するテザー社
今回のQuantozへの投資は、現在テザー社が直面しているMiCA準拠の課題に対するソリューションの1つと見られます。
今年10月、コインベースは、年末までに欧州経済領域(EEA)におけるプラットフォームからMiCA非準拠のステーブルコインをすべて上場廃止にする計画を発表しました。これによりUSDTの上場廃止の可能性が指摘されています。
また、Bitstampは今年6月、テザー社のユーロ連動型ステーブルコインEURTをMiCA要件を満たさないとして上場廃止にしています。
MiCA準拠のステーブルコイン市場は、CircleのEURCやSociété GénéraleのEURCVが全体の60%以上を占めており、その中にテザー社が新たに参入する形となります。
情報ソース:テザー
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