
匿名の「50倍レバレッジ・ホエール」と呼ばれるトレーダーが、Hyperliquidで極めて大きなポジションを展開したことが注目されています。
まず、このトレーダーは最大79,000 ETHを50倍レバレッジでロングしましたが、途中で一部利益を引き出した後、残りのポジションが価格下落によって清算されました。この際に生じた約400万ドルの不足分はHyperliquidのバックストップ流動性プール(HLP)が負担し、トレーダー自身は途中の利益確定分を差し引くことで最終的に約180万ドルの純利益を得たとされています。
この事態を受けたHyperliquidはエクスプロイトではなく高リスク行動によるものだと説明し、主要ペアの最大レバレッジをBTCで40倍、ETHで25倍に引き下げました。同じトレーダーは次にChainlink(LINK)に資金を移し、約200万USDTで約107万LINKを購入して大口保有者の一人となりました。さらに、このトレーダーはLINKを1,450,000枚保有する20倍レバレッジのロングポジションを13.78ドル付近で開きましたが、LINK現物の保有分では短期的に約67.4万ドルの利益を得たものの、レバレッジポジションは最終的に約127万ドルの損失でクローズしています。
その後、トレーダーはBTC相場に対して弱気に転じ、約1,937 BTCを40倍レバレッジでショートポジションとして仕掛けました。さらに証拠金を追加し、ショートを約3,960 BTCに拡大しました。
一時は含み益が600万ドルを超えたとみられましたが、その後のBTCの反発により300万ドル程度まで縮小しています。トレーダーはBTC価格が68,774ドルまで下落した場合に約1,551 BTCの買い注文を設定して利確する狙いを示しており、この大規模なポジションが今後の市場にどのような影響を及ぼすか、注視されています。
情報ソース:Chaincatcher、Odaily、Followin
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