仮想通貨ゼロエックス (ZRX)が米大手仮想通貨取引所コインベースに上場された17日、37%上昇する大きな値動きをみせた 。 ZRXは、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、ライトコイン(LTC)の主要5通貨に続く形で上場され、同プラットフォーム上で、英国とニューヨーク州を除く幅広い地域の顧客が売買可能となった。
コインベースは、ウィンクルボス兄弟が運営する仮想通貨取引所ジェミニと並んで、適法性とセキュリティーを重視する取引所として知られている。同社がZRXの上場に踏み切ったことで、米証券取引委員会(SEC)や地域の規制当局が、現行の規制上は証券とみなされない仮想通貨の上場を認めたと受け止められたことから、こうした通貨を上場する取引所が今後増えることへの期待が拡がっている。
7月にコインベースが初めてZRXの上場を発表した際、取り扱いを検討している仮想通貨として他にカルダノ(ADA)、ステラ(XLM)、ベーシック・アテンション・トークン(BAT)、ジーキャッシュ(ZEC)の名前を挙げていた。それら4通貨については、調査が必要で取引開始が保証できない状態だと伝えているものの、取り扱い拡大への期待からBAT は17日以降、20%の上昇をみせた。(データは、コインマーケットキャップより)
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