
大手資産運用会社Fidelityが、イーサリアムブロックチェーン上で運用する米ドル建て財務省証券ファンドのトークン化に乗り出す計画を進めていることが明らかになりました。
3月21日付でSEC(米証券取引委員会)に提出された書類によれば、約8,000万ドル規模の「Fidelity Treasury Digital Fund (FYHXX)」に対して、新たな“オンチェーン”株式クラスを設ける方針が示されています。承認されれば、このファンドの持分がイーサリアムネットワーク上のトークンとして記録され、投資家間での移転が可能になる見通しです。
同ファンドは、米国財務省短期証券および現金を主要資産とするマネー・マーケット基金で、2024年末にローンチされました。Fidelityは新株式クラス「OnChain」を導入することで、ブロックチェーン上でリアルタイムに移転履歴を検証できるようにし、投資家間の取引透明性を高めることを狙っています。
一方で、公式台帳は従来型の簿記で管理され、ブロックチェーン上のトークン取引は毎日オフチェーン記録と照合される仕組みです。トークン化されるのはファンドの受益権であり、裏付けとなる米国債そのものがオンチェーン化されるわけではないと説明されています。
この取り組みは現在規制当局による審査が行われており、2025年5月30日までに発効される見込みとされています。Fidelityの動きは、他の大手資産運用会社による実世界資産(RWA)のトークン化トレンドに沿ったものとみられています。
情報ソース:バイナンス
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