ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

※広告非表示の他にも、みんかぶプレミアム会員だけのお得なサービスが盛りだくさん!

みんかぶプレミアムとは みんかぶプレミアム会員になる すでにプレミアム会員の方はログイン

乱高下するビットコイン、過去の暴落と比較|関税問題とマクロ経済の影響は?

2025/04/12 20:47
Crypto Times

4月12日現在、ビットコインは依然として不安定な状況が続いています。

ビットコイン価格はこの1ヶ月半で一時10万9000ドル台の高値から約30%下落し、7万5000ドル台まで値を下げる場面が見られました。

現在はビットコイン価格は多少の回復を見せており、8万3000ドル台を推移しています。

関税問題と市場の反応

最近の市場の混乱はトランプ政権による関税政策の発表とその後の修正に関連している可能性があります。

当初、広範な報復関税が示唆され市場は大きく動揺しましたが、その後、多くの国との交渉や方針転換(中国への高関税とその他への一時停止・低率関税)が報じられると、株式市場とともにビットコイン価格も一時的に急回復するなど、非常に変動の激しい展開となりました。

現在のビットコインは、依然としてハイテク株などと同様のリスクオン資産として扱われる傾向が強く、マクロ経済の動向や金融市場全体の流動性に大きく左右されています。一部アナリストは、景気後退懸念が高まる局面ではビットコインのような流動性の高い資産が換金売りされやすいリスクを指摘しています。

過去の暴落との比較

今回の価格変動は、過去のビットコインにおけるいくつかの大きな下落局面と比較されています。

まず、現在のマクロ経済主導の市場環境と最も類似点が多いとされるのが、2020年3月の「コロナショック」です。世界的なパンデミックへの恐怖が金融市場全体を襲い、ビットコインも他の資産と共に急落しました。当時は恐怖と流動性危機から価格が一時半値近くまで下落しましたが、その後数ヶ月で回復に至りました。外部の経済的・地政学的要因が市場全体を揺るがすという点で現在の状況と共通していると言えるでしょう。

一方で2022年には仮想通貨業界内部の要因による暴落も発生しました。同年5月の「Terra/Lunaショック」では、アルゴリズムステーブルコインの破綻が引き金となり、連鎖的な清算が発生、ビットコインは約35%下落しました。

さらに同年11月には大手取引所FTXが経営破綻し、顧客資金の不正流用が明らかになる「FTXショック」が起こりました。この時の下落率は約30%と他の暴落と比較して最大ではありませんでしたが、業界への信頼が大きく揺らぎ、市場心理は過去最悪レベルまで落ち込んだとされています。これらの出来事は、過剰なレバレッジや不正行為を市場から一掃する結果にも繋がりました。

関連:ビットコインの「隠れた爆弾」?投資家が知るべき水面下のリスク

長期的視点とビットコインの役割

短期的な価格変動が激しい一方で長期的な視点からは、ビットコインに対する強気な見方も存在します。

特に、米国の36兆ドルに上る巨額の財政赤字と将来的なインフレやドル価値希薄化への懸念から、供給量が限定されているビットコインが価値保存手段として機能する可能性が指摘されています。また、歴史的に世界のマネーサプライ増加とビットコイン価格には相関が見られるとの分析もあります。

しかし、現時点ではビットコインが独立した価値保存手段として確立されているとは言い難く、依然として金融市場全体のセンチメントやリスク許容度に影響される不安定な資産であることに変わりはありません。

市場の先行きが不透明な中、冷静に情報を分析し、長期的な視点を持つことの重要性が求められています。将来の価格動向を正確に予測することは困難であり、投資家は高いボラティリティ(価格変動性)を十分に認識しておく必要があります。


The post 乱高下するビットコイン、過去の暴落と比較|関税問題とマクロ経済の影響は? appeared first on CRYPTO TIMES

配信元: Crypto Times

暗号資産(仮想通貨)最新ニュース

NEW25/06/01 (日) 00:00

【今日の暗号資産ニュース】ビットコイン2%下落、メタ社のBTC保有は株主総会の否決で実現ならず

2025年5月31日、ビットコイン(BTC)の価格は103,800ドル前後で推移しており、イーサリアム(ETH)は約2,520ドル、ソラナ(SOL)は約155ドルで取引されています。世界の暗号資産時価総額は3.37兆ドル...

NEW25/05/31 (土) 16:00

XRP・SOLに機関マネー流入か?コインベースが24時間取引へ

米大手暗号資産取引所のコインベースは機関投資家向けのデリバティブサービスを拡大し、リップル(XRP)とソラナ(SOL)の先物取引を24時間365日体制で提供すると発表しました。この新サービスは6月13日から開始されます。...

NEW25/05/31 (土) 16:00

メタ社のBTC保有は実現せず、株主総会99%以上の反対で否決

メタ社は5月30日の年次株主総会で、企業の準備資産にビットコイン(BTC)を追加する株主提案を圧倒的多数で否決しました。MetaPlatformsShareholdersVoteAgainstBitcoin[&#8230...

暗号資産(仮想通貨)ニュースを全て見る

暗号資産(仮想通貨)最新コラム

NEW25/06/01 (日) 09:01

2025年6月1日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

6月1日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはOMG Network、下落率トップのはNEMでした。なお、過去7日間において、 EOS が +6.98%の上昇。

25/05/31 (土) 09:01

2025年5月31日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

5月31日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはPalette Token、下落率トップのはEnjinでした。なお、過去7日間において、 EOS が +7.48%の上昇。

25/05/30 (金) 09:01

2025年5月30日暗号資産(仮想通貨)の相場概況

5月30日9時時点での暗号資産市場の相場概況をお届けします。上昇率のトップはPalette Token、下落率トップのはTHETAでした。なお、過去7日間において、 Palette Token が +5.78%の上昇。

暗号資産(仮想通貨)コラムを全て見る

おすすめ仮想通貨取引所

  • Coincheck
    27種類の暗号資産が約500円から購入可能

    東証1部上場のマネックスグループの取引所 23仮想通貨へ約500円から投資可能!人気のアプリはダウンロード累計326万

  • DMM Bitcoin
    アルトコインのレバレッジ取引が魅力!

    FXサービスで培った使いやすく見やすいスマホアプリが特徴。チャート4分割やスピード注文で快適な取引を実現!

  • GMOコイン
    アルトコインを空売りできる取引所

    ビットコインFXのスプレッドが国内最狭水準で提供!いつでも買いたい時に買いたい値段で取引が可能