
バイナンス創設者のCZ氏がダークプール形式のパーペチュアルDEX(分散型取引所)のアイデアを提唱しました。
Given recent events, I think now might be a good time for someone to launch a dark pool perp DEX.
I have always been puzzled with the fact that everyone can see your orders in real-time on a DEX. The problem is worse on a perp DEX where there are liquidations.
Even with a CEX…
— CZ 🔶 BNB (@cz_binance) June 1, 2025
CZ氏は現在のDEXでは誰もがリアルタイムで注文を確認できる点を問題視しており、特に清算が伴うパーペチュアルDEXにおいてはこの問題がさらに深刻になると指摘しています。
CZ氏のこの提言の背景には大口トレーダーであるJames Wynn氏の分散型取引所Hyperliquidでの取引が話題になった点があることが推測されます。
Wynn氏はHyperliquid上でトレードを行い5日間で約8700万ドル(約126億円)の未実現利益のほぼ全てを失ったことが明らかになり、大きな話題を呼びました。
TradFiでの大口トレーダーは自身の取引を隠すためにダークプールを利用することが一般的であり、その規模は通常のオーダーブック(リットプール)の10倍に達することもあるとCZ氏は述べています。
パーペチュアル取引においては自身の注文や清算ポイントを他者に知られないことがより重要であり、情報が公開されていると意図的に別のユーザーまたは集団によって清算させられるリスクがあると警告しています。
CZ氏はZK(ゼロ知識証明)や同様の暗号化技術を活用することで、オンチェーンでのダークプール型DEXおよびパーペチュアル取引が実現可能であるとの見解を示しました。
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