著名なベンチャーキャピタリストであるティム・ドレイパー氏が、暗号資産ビットコイン（BTC）の価格が今年中に25万ドルに達するとの強気な見通しを改めて示しました。この予測は当初の目標であった2022年からはずれ込んだものの、ドレイパー氏は今年中の達成に強い自信を見せています。
Bitcoin might go infinite against the dollar.
On the heels of the recent surge, I’m still expecting Bitcoin to reach $250,000 this year.
Whether Bitcoin will keep gaining ground that fast, who knows.
But the main factors pushing it forward right now are:
→ General optimism… pic.twitter.com/EiD36iYbRy
— Tim Draper (@TimDraper) June 4, 2025
ドレイパー氏はこの価格予測の根拠として複数の要因を挙げています。良好な貿易協定などを背景としたマクロ経済への楽観的な見方、業界が長年求めてきた規制の枠組み整備の進展、そしてビットコインのブロックチェーン上で開発が進むWeb3アプリケーションの普及などを指摘しました。
また、同氏は金融大手の動向も重視しています。資産規模で米国最大手の銀行であるJPモルガンが、顧客に対してビットコインの購入を許可する方針であることにも言及しました。ただし、同行はビットコイン関連のカストディサービス（資産管理業務）は提供しない見込みです。
ドレイパー氏は多くの企業がビットコイン市場に参入している現状を指摘。ビットコインは「極めてリスクの低い投資」に変化しつつあると述べました。同氏自身も2014年に米連邦保安局が行ったオークションで、閉鎖された取引所シルクロードから押収された数万BTCを取得しています。
さらに、ドレイパー氏は米ドルが将来的にハイパーインフレに陥る可能性を示唆し米ドルに対するビットコインの価値は無限に上昇する可能性があるとの見解も示しています。
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