
ステーブルコインUSDCの発行元であるサークル(Circle)社の新規株式公開(IPO)が、投資家から極めて旺盛な需要を集めていることが明らかになりました。報道によると、応募額は募集株式数の25倍以上に達しておりこれを受けて公募価格が当初の想定レンジを上回る見込みです。
サークル社は当初2400万株を1株あたり24ドルから26ドルの価格帯で募集する計画でした。しかし、機関投資家からの強い需要を受け募集規模を3200万株、価格帯を27ドルから28ドルに引き上げました。これにより最大で8億9600万ドルの資金を調達する可能性があります。
このIPOには、大手金融機関や著名な投資会社が強い関心を示しています。キャシー・ウッド氏が率いるArk Investは最大1億5000万ドル相当の株式購入を検討しているほか、世界最大の資産運用会社であるBlackRockは募集株式総数の約10%を取得する見込みです。引受幹事団にはJPMorgan、Citigroup、ゴールドマン・サックスといった大手投資銀行が名を連ねています。
この動きは米国でステーブルコインに関する規制の明確化に向けた法案審議が進む中で、市場の期待感を反映したものとみられます。サークル社はニューヨーク証券取引所にティッカーシンボル「CRCL」で上場する予定であり、デジタル金融の分野で重要な節目となりそうです。
情報ソース:Cryptoslate
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