
ブロックチェーン企業リップル社で最高リスク責任者(CRO)を務めたグレッグ・キッド氏が、医療技術企業ノウン・ラボ(Known Labs)の経営権を取得し、ビットコイン(BTC)を会社の主要な準備資産とする戦略を導入することが明らかになりました。
この買収はキッド氏が保有する1,000 BTCと一部の現金を用いて行われます。取引は2025年第3四半期に完了する予定で、完了後キッド氏はノウン・ラボ社のCEO兼取締役会会長に就任します。
今回の戦略は著名な実業家マイケル・セイラー氏が率いるストラテジー社が先駆けた「ビットコイン財務戦略」に倣うものです。ノウン・ラボは取得したBTCを売却せず会社の主要資産としてバランスシート上で保有。この戦略の導入後、同社の時価総額の約82%をBTCが占める見込みです。一方で、同社の本来の事業である医療分野の研究は、新設される別部門で継続されます。
この動きはリップル社の現経営陣がビットコインに対して肯定的な姿勢を見せる中で行われました。最近では、ブラッド・ガーリングハウスCEOが業界内の結束を呼びかけ、共同創業者のクリス・ラーセン氏もビットコインの環境への取り組みを称賛しています。
情報ソース:Businesswire
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