
大手暗号資産マイニング企業マラソン(Marathon)社が、エクソンモービルやサウジアラムコといった巨大石油企業と提携交渉を進めているとの憶測が広がっています。油田で発生する余剰なフレアガスを、ビットコイン(BTC)マイニングの電力源として活用する計画です。
Speculation Time:
It is more likely than not that at least one of these scenarios play out in the next 6 to 12 months for $MARA:
– a deal with $XOM or $ARAMCO to monetize and mitigate their natural gas flaring waste with $BTC mining
– news out of Kenya where MARA and $MSFT… pic.twitter.com/gk6XWvzfEI— Cryptoklepto (@CK_Cryptoklepto) June 9, 2025
この提携は公式に発表されていませんが、マラソン社のフレッド・ティールCEOが「世界最大級のエネルギー企業と協議中」であると言及したことが憶測を呼んでいます。実現すればこれまで焼却処分されていたエネルギーを収益化すると同時に、環境問題にも対応する画期的な取り組みとなる可能性があります。
この動きの背景には双方の利害が一致する点があります。石油企業にとっては、2025年から米国で導入されるメタン排出料金などの環境規制を遵守しつつ廃棄物を収益に変える好機です。一方、2025年4月の半減期を経て収益性が厳しくなったマラソン社のようなマイニング企業にとって、フレアガスを利用した超低コストの電力確保は事業継続の生命線となり得ます。
マラソン社は既にテキサス州で小規模な実証実験に成功しており、エクソンモービルも過去に同様の試験運用を手がけた実績があります。このため技術的な実現可能性は高いとみられています。
しかしサウジアラムコが過去にビットコインマイニングへの関与を否定していることや、いずれの企業からも正式な発表がないことから慎重な見方も依然として存在します。もしこの大規模な提携が実現すればエネルギー業界と暗号資産業界の双方にとって大きな転換点となる可能性があります。
情報ソース:Roic
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