暗号資産取引所大手のコインベースが発表した最新レポート「State of Crypto」によると、ステーブルコインが「未来のお金」として大企業から中小企業に至るまで急速に普及していることが明らかになりました。特に2025年はステーブルコイン飛躍の年になると予測されています。
この調査は米国のフォーチュン500企業のエグゼクティブと中小企業(SMBs)を対象に行われました。その結果、ステーブルコインの利用を計画、または関心を持っているフォーチュン500企業は2024年と比較して3倍以上に増加。また、暗号資産を認知している中小企業の81%が、自社のビジネスにステーブルコインを利用することに関心を示しています。
ステーブルコイン市場の成長は著しく世界の保有者数は1億6100万人を超え、その供給量は前年比で54%増加しました。2024年の年間送金量は27.6兆ドルに達し、同年のビザとマスターカードの合計決済額を7.68%上回る規模となっています。また、国境を越える送金の高速化や低コスト化、決済手数料の削減といった財務上の課題を解決する手段としても注目を集めています。
レポートはまた、今後のさらなる普及には規制の明確化が不可欠であると指摘。フォーチュン500企業の幹部の10人中9人が、イノベーションを継続的に支えるためには明確で一貫した規制が重要であるとの考えで一致しています。
情報ソース:Coinbase
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