
暗号資産リップル(XRP)のポートフォリオ割合が、過去半年間でソラナ(SOL)を追い抜き、急増していることが明らかになりました。背景には、リップル社と米国証券取引委員会(SEC)との長年の訴訟が決着に近づいていることや現物ETF承認への強い期待があります。
暗号資産取引所Bybitが発表した「2025年上半期資産配分レポート」によると、2024年10月から2025年5月にかけて、投資家ポートフォリオに占めるXRPの割合は1.29%から2.42%へとほぼ倍増。対照的にこれまで人気を集めていたソラナは2.72%から1.76%へと減少しており、投資家の関心がXRPへシフトしていることが鮮明になっています。
このセンチメントの変化は、個人投資家だけでなく機関投資家の間でも見られる動きです。レポートは、この資金シフトの主な原動力としてXRP現物ETFが2025年末までに承認されることへの期待感を挙げています。
この勢いを受け、XRPは2024年11月に時価総額でソラナを上回り、ビットコイン、イーサリアムに次ぐ第3位の暗号資産に浮上しました。特に2025年1月には保有率が期間中最大の5%に達し、価格も2018年以来の最高値となる3.31ドルを記録するなど大きな盛り上がりを見せました。
一方で、市場全体ではビットコインとイーサリアムの優位性は依然として高く両資産で非ステーブルコイン保有額の約59%を占めています。XRPが躍進する中でも、アルトコイン全体のシェアは2024年11月のピーク時から縮小しており市場の資金が二大暗号資産に集中する傾向も見られます。
今後、XRP現物ETFが正式に承認されればさらに多くの投資資金が市場に流入し、その地位を一層強固なものにする可能性があります。
情報ソース:Bybit
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