
2025年7月17日に取引された現物型イーサリアムETF(上場投資信託)への資金流入額が現物型ビットコインETFの流入額を上回ったことが明らかになりました。この動きは機関投資家や個人投資家の関心がビットコインから第二の規模を誇るイーサリアムへとシフトしつつある可能性を示唆しており、市場関係者から大きな注目を集めています。
米国市場で取引されている全ての現物型イーサリアムETFに7月17日合計で6.02億ドルが流入しました。これに対して、同日の現物型ビットコインETFへの資金流入額は5.22億ドルにとどまり、イーサリアムETFがビットコインETFを約0.8億ドル上回った形となりました。
これまでビットコインETFが常に資金流入額で優位に立ってきた市場の構図が覆されたことになります。
今回のイーサリアムETFへの大規模な資金流入を主導したのは世界最大の資産運用会社であるブラックロック社が提供する「iシェアーズ・イーサリアム・トラスト(ティッカーシンボル:ETHA)」です。7月17日の一日だけで、ETHAには5.46億ドルの資金が流入しました。これは、同日のイーサリアムETF全体の流入額である6.02億ドルのうち、実に90%以上を占める驚異的な数字です。この額はETHAにとって過去最高の1日あたりの流入額でもあります。
さらに注目すべきは、この記録的な流入が単発の現象ではない点です。前日の7月16日にもETHAには4.99億ドルという当時としては過去最高の資金が流入しており、2日連続で流入額の記録を更新する形となりました。この連続した大規模な資金流入は機関投資家を中心とした市場参加者がイーサリアムの将来性に対して強い確信を抱いていることの表れとみられています。
ETHの価格は今年1月水準まで回復するなか、今後の動向に引き続き注目が集まります。
記事ソース:SoSoValue
The post イーサリアムが流入額でビットコイン上回る|ETFで6億ドルが流入 appeared first on CRYPTO TIMES