
ビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)の現物上場投資信託(ETF)への資金流入が堅調に続いています。特にイーサリアムETFは17日連続という記録的な純流入を達成し、市場の強い関心を集めています。
SoSoValueのデータによると、7月28日、ビットコイン現物ETF全体では合計で1億5,700万ドルの純流入を記録しました。これで3営業日連続の純流入となり、市場の安定したセンチメントを示しています。この日の資金流入を牽引したのは、世界最大の資産運用会社ブラックロックが提供する「IBIT」でした。IBITは単体で1億4,700万ドルの純流入を記録し、この日全体の流入額の大半を占めました。これにより、IBITのサービス開始以来の累計純流入額は573億9,000万ドルに達しています。
本稿執筆時点でビットコイン現物ETF全体の純資産総額は1,531億ドルに達しており、ビットコインの時価総額全体に占めるETFの割合は6.52%となっています。
イーサリアム現物ETF市場でも力強い動きを見せています。7月28日には全体で6,514万ドルの純流入を記録し、これで17日連続の純流入となりました。この長期にわたる資金流入は、イーサリアムという資産クラスに対する投資家の根強い信頼と期待を物語っています。
この日、最も多くの資金を集めたのは、ビットコインETF市場同様、ブラックロックが提供する「ETHA」でした。ETHAは1億3,200万ドルの純流入を記録し、その累計純流入額は94億8,000万ドルに達しています。一方でフィデリティのイーサリアムETF「FETH」からはこの日4,923万ドルの純流出が確認されました。
本稿執筆時点でイーサリアム現物ETF全体の純資産総額は215億3,000万ドル、イーサリアムの時価総額全体に占めるETFの割合は4.71%となっています。
ビットコインとイーサリアム二大暗号資産の現物ETFは機関投資家や個人投資家にとって重要な投資手段として定着しつつあることを示しています。
記事ソース:SoSovalue
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