
今月「ステーブルコイン」に関する世界のGoogle検索インタレストが過去最高を記録しました。これは米国で決済用ステーブルコインの包括的な規制枠組みを定める新法「GENIUS Act」が成立したタイミングと一致しており、特に関心は法整備の中心地であるワシントンD.C.で最も高くなっています。
ステーブルコイン全体への関心が高まる一方、個別トークンの検索動向に大きな変化はありませんでした。世界的には依然としてテザー(USDT)が50を超えており優勢ですが、USDCは一桁台に留まっており両者には大きな差が存在します。
銘柄別の好みには顕著な地域差が見られます。USDCはニューオーリンズやサンフランシスコなど米国の主要都市で検索のシェアが高い一方、USDTはナイジェリアのラゴスやシンガポールなど新興市場やアジアの都市で圧倒的な支持を得ています。
この東西での二極化は各市場における流動性の高さや既存のインフラの違いを反映していると考えられます。
ステーブルコイン関連の検索動向は規制の明確化に対する市場の期待や関与度を測る指標となりつつあります。米国とEUで相次いで正式な規制枠組みが整備されたことで、ステーブルコインはもはや周辺的なデジタル資産ではなく規制下にある金融システムに本格的に組み込まれていく段階に入ったとみなせるかもしれません。
The post 「ステーブルコイン」検索、過去最高に|米新法が起爆剤か appeared first on CRYPTO TIMES