
ブロックストリーム(Blockstream)は、リキッドネットワーク(Liquid Network)上で新しいスマートコントラクト言語「Simplicity」をローンチしたと発表しました。
これにより、ビットコイン(BTC)のサイドチェーン上でより高度なスマートコントラクト機能が利用可能になります。
In 2017, Blockstream set out to develop a smart contract language that outperforms Bitcoin Script and EVM, offering more expressiveness with stronger safety assurances. Eight years later, we believe we’ve done it.
Introducing Simplicity. 🧵https://t.co/5vbjei0MEL pic.twitter.com/nN89IxhMpb
— Blockstream (@Blockstream) July 31, 2025
Simplicityは2017年に提唱されたアイデアに基づき、ビットコインスクリプト(Bitcoin Script)よりも表現力豊かで一般的なプラットフォームより安全な言語として設計されました。
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Simplicityの大きな特徴はイーサリアムのSolidityなどと異なり、意図的にチューリング完全ではない設計を採用している点です。無限ループやグローバルな可変状態を排除することで、プログラムのあらゆる実行経路や手数料コストを事前に把握できます。
この設計は、隠れた不具合のリスクを減らし実際の価値を扱う契約の予測可能性と安全性を高めることを目的としています。
Simplicityは現在リキッドネットワーク上でアルファ版として提供されています。ブロックストリームは開発者向けに、Rustに似た高レベル言語「SimplicityHL」も提供し可読性の高いコントラクト記述を支援します。
同社はビットコインの普及に伴いプログラマビリティへの需要が高まっていると指摘。今後の主要な目標として、ビットコインのテストネットワーク上でSimplicityを有効化することを掲げています。
情報ソース:Blockstream
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