
仮想通貨プラットフォームを運営するBullishが米国での新規株式公開 (IPO) に向けた動きを進めていることがわかりました。
同社は米国証券取引委員会 (SEC) に登録届出書を提出、最大で6億2900万ドルの資金調達を目指すことがわかっています。
今回の計画によるとBullishは普通株式2030万株を1株あたり28ドルから31ドルの範囲で公募する見込みです。公募後の発行済み株式数に基づくと同社の評価額は38億ドルから42億ドルに達すると予想されています。上場先はニューヨーク証券取引所(NYSE)を予定しており、ティッカーシンボルは「BLSH」として取引される計画です。
Bullishは2021年にも特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じて上場することで合意していました。当時、その評価額は約90億ドルと非常に高い水準でしたがこの計画は2022年に時間的な成約や市場状況を理由に頓挫した経緯があります。2年以上の時を経て同社は再び株式市場の門を叩くことになります。
著名投資家のピーター・ティール氏が支援し、仮想通貨専門メディアのCoinDeskも所有するBullishは今後情報サービスの提供体制の改善、地理的な拠点の拡大、そして特にオプション取引をはじめとする金融商品のラインナップ拡充を目指しています。
今年、仮想通貨業界ではステーブルコインUSDC発行元のCircleがIPOを実現しておりOKXやKrakenといった他の大手取引所も上場への意欲を示すなど、業界全体で株式市場への進出が活発化しています。BullishのIPOが成功すればこの流れをさらに加速させ、仮想通貨業界の進展を象徴する出来事となる可能性があります。
関連:リップル、IPO案が再注目|専門家は1000億ドル規模を試算
記事ソース:資料
The post 米仮想通貨企業のIPO活性化|Bullishが6億ドル調達目指す appeared first on CRYPTO TIMES