
米市場のイーサリアム現物ETFが昨日8月4日、過去最大となる総額4億6500万米ドル(約680億円)の純資金流出を記録したことが明らかになりました。これは、2024年7月に米国でイーサリアム現物ETFの取引が開始されて以来、1日の流出額として最大となります。
Ethereum ETF Flow (US$ million) – 2025-08-04
TOTAL NET FLOW: -465.1
ETHA: -375
FETH: -55.1
ETHW: 0
CETH: 0
ETHV: 0
QETH: 0
EZET: 0
ETHE: -7
ETH: -28For all the data & disclaimers visit:https://t.co/FppgUwAthD
— Farside Investors (@FarsideUK) August 5, 2025
今回の資金流出を主導したのは世界最大の資産運用会社であるブラックロック社が提供するイーサリアム現物ETF「ETHA」です。ETHAは同日だけで3億7500万米ドルという巨額の純流出を記録しました。また、大手金融サービスのフィデリティ社が提供する「FETH」からも5,510万ドルの純流出が確認されており大手運用会社のETFからまとまった資金が引き揚げられた形です。この2つのETFだけで今回の流出総額の9割以上を占めており市場センチメントへの影響の大きさがうかがえます。
本稿執筆時点でのイーサリアム現物ETF全体の純資産総額は204億7000万米ドル、イーサリアムの時価総額全体に占めるETFの純資産比率は4.7%となっており、その動向がイーサリアム本体の価格にも無視できない影響を与える規模になっています。
今回の記録的な資金流出は一時的な調整なのか、あるいは長期的なトレンドの転換点となるのか、今後の資金フローの動向を注意深く見守る必要があります。
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記事ソース:SoSoValue
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