
大手ヘッジファンドのブレバン・ハワード(Brevan Howard)がブラックロック社のビットコインETF「IBIT」の保有量を大幅に増やし、筆頭株主になったことが明らかになりました。米国証券取引委員会(SEC)への報告書によると、同社の保有額は6月30日時点で約23億ドルに達しています。
報告書によれば、ブレバン・ハワードの第2四半期IBIT保有数は約3750万となり、第1四半期から71%増加しました。この期間にビットコインの価格が約30%上昇したことも、保有資産の評価額を押し上げる要因となりました。
この大幅な買い増しにより、これまで首位だったゴールドマン・サックスを抜きIBITの最大の機関投資家となりました。
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IBITは2024年1月の取引開始以来、機関投資家から大きな関心を集めています。運用資産総額は910億ドルを超え、純流入額は他のビットコイン現物ETFを大きく引き離しています。
ブレバン・ハワードは、2021年に設立した暗号資産専門部門「BHデジタル(BH Digital)」による直接投資と伝統的なポートフォリオでのETF保有を組み合わせる戦略を進めています。
今回の投資は、伝統的な資産運用会社が効率的なETFの仕組みを活用しデジタル資産を本格的にポートフォリオへ組み込んでいることを示す事例といえます。
情報ソース:SEC
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