仮想通貨ネム(XEM)のブロックチェーンを普及させることを目的としたシンガポール拠点のネム財団(NEM.io Foundation)が8日、2,500万XEM(約1億2,000万円相当、11日19時時点)の資金調達を完了したこと、またネムの大型機能アップデートとして期待されているカタパルト(Catapult)のローンチ計画を今月末には発表予定であることを報告した。
ネム財団は先月コミュニティに資金援助の要請を出して支持を受けており、コア開発チームとファンドの支出や四半期毎の予算推計などを議論した後、分割して資金を受け取ることを決定。3月7日に最初の受け取りとして2,500万XEMを得たと報告している。資金は新体制移行のための運営に利用される。
また、ネムの決済処理能力を大きく向上させるためのアップデートとして数年にわたって実装が期待されているカタパルトについて、今月末に計画を明らかにするとしている。
ネムとはニュー・エコノミー・ムーブメント(New Economy Movement)の略称で、ネムの利用度が高い人などネットワーク内で重要度の高いユーザーほどメリットを得られるようなネットワークを目指して設計されている仮想通貨。仮想通貨の時価総額情報などをまとめるサイトであるコインマーケットキャップ上では時価総額上位19番目に位置する(11日19時時点)。
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